トランスマスター

パリ、テキサスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.0
♯169(2024年) 名作ロードムービー

西ドイツ映画

舞台は西海岸と中西部を往復
主人公トラヴィスは、4年間の失踪から戻り、テキサスの荒野で弟ウォルトと再会します。トラヴィスは、彼の息子ハンターを実の息子のように育ててくれた弟夫婦に礼を言うでもなく、失踪中に失った若妻ジェーンを探す為に息子ハンターと共にフォードのピックアップトラックで旅立ちます。

◆良い点/注目ポイント
・ウォルトの妻アンが、トラヴィスにキスしまくるので何やら大人の事情があるのかな?と思っていたらそこに恋愛感情はなくただのキス魔でした。
・劇中に流れるライ・クーダーのギターの音色と背景の荒野の雰囲気がマッチしています。
・トラヴィスの妻ジェーンの美貌が、息子のハンターに遺伝して良かったです。
母親に似て良かったです。

◆改善点
・劇中受話器越しにトラヴィスが嫉妬でジェーンをストーブにくくり付けたと言う表現がありますが、ストーブではなくキッチンに備え付けのオーブンの方が、自然な翻訳です。

◆総括
・前半静かなロードムービーでしたが、マジックミラー越しの会話シーンは、一気に盛り上がりました。

飛行機嫌いのウォルトは車で旅をしますが、カリフォルニアからテキサスへの距離は、

東京⇆福岡の往復ぐらいです。

-2024年169本目-