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パリ、テキサスのslowのネタバレレビュー・内容・結末

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

黒に赤が映えるオープニングのタイトルから雰囲気たっぷり。次に映されるのはテキサスの荒野、そして赤い帽子が印象的なくたびれた男。名前はトラヴィス。直後、トラヴィスは立ち寄ったガソリンスタンドで力尽き倒れてしまう。物語はトラヴィスの弟ウォルトの登場と共に、静かに動き出す。

とにかく美しい。全体を通しての色調も音楽も好みだった。随所に赤や黄が散りばめられ、乾いた世界がどこまでも青い。巨大な恐竜、巨大なウォールアート、巨大なビルディング。そして、大きな弟夫婦の愛。

子供との帰り道、上映会、アルバム、ガラス越しの告白、再会。素敵なシーンが大袈裟でなくスッと沁み入ってくる。
名作ロードムービー。
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