ちぬちぃぬ

下町の太陽のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

下町の太陽(1963年製作の映画)
3.3
山田洋次監督と倍賞千恵子氏の組み合わせで
『男はつらいよ』に繋がっていく作品かと思えました

倍賞さんが歌う主題歌もよく知られている曲ではないでしょうか
他には『Old Black Joe』を歌ってる人がいたり
この歌は私の祖母がよく歌ってました
この当時の日本ではフォスターの曲とか人気だったみたい
あとはGoGoで踊る時の『太陽がギラギラ』が当時らしい♬

この頃の通俗性、けっこう苦手なんよね
自分が大人たちに嫌な思いさせられたのと同じ感じやねん
大人がしょーもない屁理屈ばっか言って子供を邪険にし過ぎやと思う
そりゃ反抗的にもなりますよ

この時代は団地生活に憧れていたりするのね
自宅に風呂があるだけでもワンダフルなんだなぁ

夜に〈花やしき〉で遊んでるやん いいな

登場人物たちが討論(口論)したり、どうするのが良いのか
仕事は、結婚は、どうやって暮らそうかと
悩んだりするのが《通俗道徳》の範疇から抜け出せなくて
苦しんでる姿、葛藤する姿、それが山田洋次監督が描きたかった事かもしれないですね
「それが世の中だよ〜」って言っちゃう彼を疑問に思う町子(倍賞)さんとかね
町子さんはホントにそれって常識なの?っていつも思う人だから

そして待田京介様が女性にクズ呼ばわりされる様な役でご出演されてました
楽しいなぁヽ('ω')ノ

終わり方。。。 そこなんだ