【名作を観ようシリーズNo.112】
《心の中のパーフェクトワールドを探し求めて…》
クリント・イーストウッド監督×ケヴィン・コスナーで描く、ロード・ムービーの金字塔。
ケヴィン・コスナー主演映画の締めは、彼の代表作でもあるこの名作を！
ソフト所有。再鑑賞。
この作品に触れるのは、20数年ぶりで…
映画好きの奥さんが1番心に残る作品ということで、安易に観てレビューするのを避けてきた。
奥さんがなぜこの作品をNo.1映画に挙げるのか今となって理由がわかる。
少年フィリップに自身の少女時代を投影したのだろう…
奥さんもフィリップのように宗教上の理由で、ハロウィンはもちろんのこと、クリスマス、誕生日といったお祝い事ができない家庭で育った。そんな少女時代が、かなりトラウマだったようで。
そういった自身の体験があり、今は子どもたちのイベントにはこだわってくれている。
この作品も”ニュー・シネマ・パラダイス〟”天使のくれた時間〟と同じように、家庭をもち40代になった今の自分だからこそ響くものがある。
観る人の年齢や環境の変化で、同じ映画でも感じ方が全く変わるものですね…
共に心に傷をもつ脱獄犯ブッチと少年フィリップ。2人の”心の交流〟が胸を打つ名作です。
