子供の頃TVか有料チャンネルだかで偶々観た映画。
脱獄犯と人質の交流というとストックホルムを想像しがちですがこの作品は少し違ったことを覚えています。主人公は子供時代のトラウマを人質の子供を通して癒し、人質の子供は抑圧された生活で営めなかった子供らしい生き方を主人公を通して知っていく。交流していく中でお互いがお互いを必要として護りあおうとしている様子は心揺さぶられます。また追跡の過程でそのことを察し、できる限りのことをしようとする担当刑事にもグッとくる。
捕まってしまうんだろうなとは思いつつもきっとこの主人公なら殺されずに刑務所に戻されるだけだよねと子供ながらの浅はかさで信じて観ていましたが、ラスト主人公が胸から写真を取り出そうとした瞬間子供心にもどうなるか分かってしまって泣きながら叫んだのを覚えています。
エンドロール中ずっと一人で泣いていました。
