知人に勧められての鑑賞。世間的には評判の高い作品みたいだが、最近の映画を見慣れてしまっているからか昔の洋画のこういったジャンルの作品はあまり現実感がなく感じてしまって楽しめないので、個人的にはジャンルとしては結構苦手なタイプ。
しかし私が今作のスコアをここまで低くつけた理由はそこではなく、今作での子供の描き方扱い方があまりにも苦手だったから。子供に悪事の手伝いをさせたり、悪事を正当化するようなことを教えたりするシーンを父親のように子供に振舞う良いシーンとして描いていたり、挙句の果てには子供にあんなことをさせる辺りただただ不快でしかなかった。いくらラストを綺麗にしようが、それまでがあまりにも不愉快だったので感動も何もなかったし、あんなことをしてしまったあの子が背負わなきゃいけない心の傷やこれからの苦しみを考えると不憫でならない。
高く評価している方や好きな方には申し訳ないが、今作の子供のことを考えるとこれで評判が良いというのは如何なものかと問いたい。
