旅路の果ては、パーフェクトワールド。
めちゃんこ、良かった!。
一緒に旅した気分になれるロードムービー。好きだなぁ。
本作は逃避行といった方が正しいかもしれないけど。
脱獄した犯罪者ブッチと人質の少年フィリップの旅。
目指すはパーフェクトワールド。
最初は犯罪者と人質の関係が次第に固い絆で結ばれていく。
やがて親子のような関係に。割とよくある話だけど、シンプルなのがいい。ブッチは人殺しだけど自分なりのルールを持っている。もしかしたら仕方がなく起こしてしまった犯罪かもしれないが、犯罪者は犯罪者だ。
そんなブッチが人間に見えなくなる瞬間、フィリップが初めて抵抗する。
それでも、ブッチはフィリップをせめたりしない。フィリップがどんなに怖い思いをしてたのか十分わかっていたから。言葉にしなくても伝わるぐらいお互いが信じあえていた。
そんな二人が目指したパーフェクトワールド。
ブッチの目には見えてたんじゃないかな。
完璧で美しい世界が。
嘘をつく気持ちはよくわかる。
この映画で一番胸に響いた言葉だ。
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