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神に選ばれし無敵の男のmhのネタバレレビュー・内容・結末

神に選ばれし無敵の男(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ポーランド在住のユダヤ人たちにとってのフォークロアファンタジー。
時代は1933-34でヒトラーが政権とる前。
視点人物である怪力男と、その対になるかのような奇術師の話。
神話を意識したビルドゥングスロマンにもなっててテンポがいい。時代考証や美術周りも完璧で、この世界にどっぷり浸れる。
ヒムラー、ゲッペルスは実名で登場する。
ナチ党政権下で、オカルト省の設立を目論むという設定もすばらしい。
あと一面のカニね。
みなさんの感想読んでると監督追いで手にするみたいで、その意味では邪道な入りかたしてしまったが、めちゃくちゃ面白かった。
一座の女の夢(オーケストラの前でピアノ弾く)を叶えるところや、
故郷に戻るとおとぎ話のように賢かった弟が、普通の弟になってるのが、とてもいいプロットでした。
指摘してるひとはいないけど、「ブリキの太鼓」へのアンサームービーみたいな趣きもあった。
ティムロスの演技すごいし、音楽はハンスジマーさんだった。
すげーよかったので、ぜひ!
mh

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