山七こと岡田真澄のテナーサックスかっこいー。指が長い。同期は水原弘、弟分はマキこと和田浩治。15歳くらいでナイトクラブで小僧やって歌手目指すヒデ坊可愛いー。喋り方も早とちりして後で謝るのもいつものヒデ坊。口笛吹いて、拳銃も使えちゃう。水原弘の上手すぎる歌を撃たれたヒデ坊が真っ直ぐなトーンで歌って真澄の兄貴に担がれてタクシーで去るラスト…舛田利雄最高。ライブハウスのセットもいいし、狭くて複雑な足場組んだ舞台裏でのアクションシーンは人数多くてどうなってんのかすごい。もう最近は歌謡シーンのある映画は全部好きになっちゃう。

和田浩治さん2本目の出演作！デビュー作『無言の乱斗』からわずか3週後！本当に幼いけどやはり日活に「これはいける！」と思わせるだけのものがあります。
日活がお送りする東芝映画。かつ実質主演は岡田眞澄さんだと思う。岡田眞澄さんのストーリーは『黒い落葉』を、和田浩治さんは『黒い花びら』の歌詞を彷彿とさせる。歌謡映画と言うには辛すぎる。和田浩治さん×稲垣美穂子さんカップル（歳の離れた姉弟にしか見えないが一旦置いておいて）が純愛してるのに、それを邪魔する汚い大人たち。若さ故に疑うことを知らず誰を信じれば良いのか惑わされる和田浩治さん。最後の立ち回りもこなしてるし観ていて手に力が入った。泣かされた。歌聞いてくれよ、からの流れで堪えてた涙が溢れた。泣くような映画じゃないのに。感動をありがとう和田浩治さん！
和田浩治さんが『黒い花びら』歌ってた！吹き替えられるか怯えたけどちゃんとしっかり和田浩治さんの歌声だった！ドラムじゃなくて歌なことにびっくりした！歌詞が内容とリンクしていて泣いた。「恋なら知ってらァ！」🥹✨
『無言の乱斗』に続き、女の子にネックレスプレゼントする和田浩治さん！

リハブ帰りの岡田眞澄や杉山俊夫サン（プロマイド売ってます）たちが演奏してる銀座の夜の店のキッズたち、女知ってんのか？と聞かれたら「恋なら知ってらあ！」アンファンテリブルすぎるよヒデちゃん。旅の一座と混じって巡業先から送る博多人形。アニキあの曲やってくれよって黄昏のビギン聴きながら俺の女・稲垣美穂子と佇んでアルサロ喫茶の前で水原弘が歌ってるとこ良い。バーテン榎木さん、山七のライブには織田さんも来てた。水原弘の目つきも終始不安定なのでいつ中毒症状出るのかドキドキしたけど大丈夫でした。ペギー葉山のエピソードも色々ありそうだけどそこはスピード任せで聴いてください『爪』。後ろ姿の口笛、うずくまるトレンチヒデちゃんにかぶさる本物の黒い花びら。もう恋なんかしたくないのさ〜