1949年の映画なのに、面白い。
第二次世界大戦後のウィーンならではのトリック、お見事。
緊迫する映画なのに、全編を通じて。軽快な音楽が心地よい。この音楽は、日本ではヱビスビールのCMにいまも使われている。
第二次世界大戦後、オーストリアは、イギリス、フランス、アメリカ、ロシアの4国の管理下にあった。
アメリカ人の男(マーチンズ)は、友達のライムに会いに、オーストリアのウイーンに来たが、ライムは交通事故で死んでいた。
そして、ライムはあちこちで評判がすごく悪かった。
作家をしているマーチンズは、ライムについて調べることにした。
街の人はライムについて語ろうとしない。警察は死んだはずのライムのことを必死に捜査している。
調べていくうちに、ライムが交通事故にあったあと、3人の男に運ばれていたことがわかった。
でも、そのうち一人(第三の男)が誰かまったくわからない。
サスペンス映画として秀逸。
モノクロ映画だからできる光と影の演出も素晴らしい。
有名なラストシーンも凄く良い感じ!
名作は、当たり前だけど名作!!