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ヨーロッパ一九五一年のkazunのレビュー・感想・評価

ヨーロッパ一九五一年(1952年製作の映画)
2.6
イタリアに駐在している商社マンの夫人アイリーンは社交生活に忙殺されている内に息子が寂しさのあまり自殺してしまう。ショックを受けた夫人が社会の矛盾に気付き、隣人愛に目覚める。

戦後のイタリアの社会問題に触れて、資本主義と社会主義について考えさせられます。

アイリーンは豊かな側ですがそのせいで子供を失ってしまいました。
巷には貧しくとも子供と幸せに暮らしている人々がいます。

助ける行動が自分だけでは何も変わらないのになと思いました。それこそ政治的に革命を起こさない限り。
序盤デモかストで迷惑してるみたいな場面がありましたがそうするしかないような…。

宗教的、政治的信条が彼女にあるのかないのか。観念的なお話でちょっとついていけませんでした。

イングリッド・バーグマンはイタリア語を使えていないのか、吹き替えられていたのでずっと違和感がありました。
でももちろん美しかったです✨
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