ぶちょおファンク

カラスの親指のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

カラスの親指(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間半を超える長い上映時間がネックで観るのをためらったが、観終わって損をしたとは思わなかった。
ただやはり不必要なカットが多いと感じたので、自分が編集権のある立場やったらここはカットするな…なんて考えながら観てました。

しかし恐らく多くの観客はこれが作品の山場と思っていた闇金893への報復作戦が稚拙でショボく、まあ実際これは単なる中盤での見せ場だった訳で、ここをもう少し練った騙しなら更に面白かっただろう。。。

あと何気に『親指=お父さん指』の件ってよく出来たええ話しっぽく聞こえ、作品の肝となるポイントでもあるけど、女性蔑視、男尊女卑ってクレームにならんのかね?っと少し思った。

そして一番特筆すべき点は、村上ショージさんの役者ではない、役者にはない『普通の演技』がこの作品をより面白くしている。
演技に慣れた役者があの役を上手く演じても味がない。