久々に韓国映画を鑑賞。
文化の違いもあるでしょうが、まぁ殴る殴る。やたらと人を殴る主人公ですが、憎めない。不器用で優しいあらくれ男。昭和の雰囲気を感じます。
どこかフェリーニの「道」に出てくるザンパノを思わせる。
登場人物の境遇が過酷すぎて共感しづらい部分もありましたが、必死にもがいて生きる様はなかなか胸を打ちました。
本作ではしばしば食事のシーンが出てきますが、どれもおいしそうです。まさに幸せの象徴。過酷なシーンとの落差がうまく表現されていたと思います。
日々大過なく過ごせることに感謝しつつ、焼酎と韓国料理に舌鼓を打ちたくなる一作。