“会わなければ楽だったのに。”
借金取りとして人を殴って生計を立てているサンフンは、高校生の気丈な女子ヨニと出会う。二人の共通点はお互いに家庭環境や過去に深い傷を負っていることであったが、そのことを話さずしても二人は何か強い絆で結ばれていた…。
久々に結末含めかなり重い映画を観た。変えられない生活、忘れられない過去、救いようのない運命。息もできないとは観客に向けてなのかも。顔のクローズアップの連続と、話し手ではなく聞き手を中心に映す撮影と彼らの表情に心がジリジリ削られる…つらい。この映画なのに現実的にキツくなる邦画見たいな雰囲気が結構苦手だった。
監督、脚本、主演を努めたヤン・イクチュン、あんな強面な顔してこんな繊細な映画撮るってすごい(笑)。