このレビューはネタバレを含みます
シリーズの最終章。
リングを屠るために一貫して一番頑張っていたのは結局フロドじゃなくてサムだったなという感じ。どれだけ酷い仕打ちを受けようとも常に忠誠心を示して支え続ける、とてつもなく強い男だった。フロドは指輪の精神汚染があったということだろうけど。
都での攻防はやたら長かった。映像としては二つの塔でもあったような大合戦だったので、それほど新しみがあるという感じではなかったのでもう少しコンパクトな方が良かった。
指輪を葬ってからのシーンもたっぷりあったが、結局フロドはどうなったのか。不老不死の国に旅立つというのは実質的には死を意味するのか、美しげなシーンながら物悲しい余韻が残った。