書庫番

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還の書庫番のレビュー・感想・評価

4.3
2018年04月15日 購入Blu-Ray鑑賞。

『LotR』完走。
いやぁ、本作が一番疲労を覚えた。
途中「またかこの野郎!早う指輪捨てろ(怒)」の感情が乗ったからかもしれない。(←思うツボ)

相変わらずのスケール感。
特にペレンノール野での合戦シーンはシリーズ随一では。
特にローハン軍のみで突撃し、戦局を変える程の活躍する所が最高過ぎる。
個人的に好きな場面はエオウィンがアングマールの魔王を討ち取る所と、アラゴルンの「フロドのために」。

本作でのフロドの苦難の連続を鑑みる事で改めてこの物語の主人公は彼でなくては成立しない事を再認識した。

白の魔法使いも不屈の剣の達人も、力の指輪に抗う力は無いに等しい。
そして遂に指輪を葬るという偉業を成し遂げた彼に色濃く残る苦悩と癒えぬ傷跡。
文字通り「王の帰還」で大団円を迎え、その話を終えると思っていた為、その後の彼の決断と行動が余計に観る者の心に引っ掛る。

奥深い物語でした。
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