げんき

ロリータのげんきのネタバレレビュー・内容・結末

ロリータ(1962年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

屋敷での噛み合わない会話。それを象徴するような、ラリーの続かない一方的な会話。
庭でフラフープしているときの服装が好きだ。
小娘に恋するおじじ
メンヘラの母親、娘を鬱陶しく思い、恋人と二人だけの世界を作りたい。

義父から恋人への変化。嫌っていた母親のように、娘を束縛し、2人でいれば楽しい、それだけでいいと考える。結局母親と同じ存在になってしまう。最後にお金を渡して去る。こんなものよ、仕方ないの、という言い分。嫉妬心からの殺害かと思ったけど、結婚し子どもを持ったロリータに対しての、せめてもの餞かもしれない。駆け落ちしたはずが、ピンク映画の出演と騙され、家を追い出した男を許さない。ロリータのことは諦めたが、彼女を今の境遇にしたきっかけでもある男。でもそういう見方はお気楽すぎるか。

他の作品に比べてセリフが多い気がする。あと印象的な左右対称の構図もあまり見受けられない。
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