豚が井戸に落ちた日の作品情報・感想・評価

豚が井戸に落ちた日1996年製作の映画)

돼지가 우물에 빠진 날/THE DAY A PIG FELL INTO THE WELL

製作国:

上映時間:114分

3.7

「豚が井戸に落ちた日」に投稿された感想・評価

毱

毱の感想・評価

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2022/02/07
再見したい作品なので改めて観た時に書こうと思うけど、ズームアップをはじめ、目立つホンサンスの作家性(?)みたいなものはまだ見出せないけれど、ラストショットで窓の外に広がる風景はやはり、ホンサンスだ、とふと思った。

2022/05/
終始構図が良い。同時代のジャ・ジャンクーとの類似性を感じる。当たり前のようにエドワード・ヤンの影響もアリ。
jill

jillの感想・評価

1.5

このレビューはネタバレを含みます

いかにも韓国映画らしい終盤の血まみれの殺人と凡庸な作風でホン・サンスらしくない。
所々でめっちゃ面白いところもあるけど、全体通してだとこのスコア。いやでも、デビュー作にはその作家のすべてが詰まっているとか、あれって本当は嘘なんじゃないか。終盤、まさかのホン・サンス作品らしからぬ展開とショットに驚いた。このデビュー作以外のどれかでやってる? やってないでしょ、恐らく。序盤でキム・ウィソンがルサンチマンを爆発させる暴れっぷりといい、ホン・サンスが描く暴力をもっと見たい。新鮮
ホン・サンスの監督デビュー作。
あっさりしたその後の作風よりは面白い。
その後の作風よりは。

名優ソン・ガンホの映画初出演作。
sonozy

sonozyの感想・評価

4.0
ホン・サンスのデビュー作。

2人の美女と付き合ってる売れない&文無し作家 38歳のヒョソプ(キム・ウィソン)。
25歳の人妻ポギョン(イ・ウンギョン)と、映画館で働く23歳のミンジェ(チョ・ウンスク)。
この3人を軸に、ポギョンの夫と、ミンジェを好きな同僚も絡む愛憎物語。

暇そうな映画館の窓口(この小部屋が面白い)で仲間とダベりながらチケット販売してるキュートなミンジェは、仕事しながら求人案内雑誌見て電話し、無断で抜け出して声優アルバイト(実はエロアニメのアフレコだった)しちゃったりしつつ、ヒョソプの新作原稿の文字校してあげたり。

映画館の同僚の若い男は、ミンジェが好きで、彼女の行動が気になり、ヒョソプとの不倫関係を辞めさせたいと思ってる。

ポギョンの40歳の夫トンワ(パク・ジンソン)は営業マンらしく、地方都市に行くが潔癖症で神経質な感じ。
予定の相手と会えず、仕方なく一泊すると隣のカップルが大喧嘩からのやり始めた声を聞き刺激され、勢いで女性を部屋に呼ぶが、潔癖症のため会話だけで終わらせようとしつつ、やっぱりやってしまう。
(この後の、トンワの行動が面白すぎる)

文無し&女好き&キレると手に負えないヒョソプ。
そんな男を何故か愛しちゃってるポギョンとミンジェ。
後半の主役?的な面白さのトンワ。
キャスティングも絶妙。
ポギョンの夢、ヒョソプの部屋、不思議なラストシーンまで、5人が錯綜する脚本も随所の可笑しみもさすがホン・サンス。これがデビュー作とは。

意味不明な原題ですが、アメリカのJohn Cheeverの小説『The Day A Pig Fell Into The Well(1949)』の引用だそう。

青龍映画賞: 新人監督賞・助演女優賞
黄金撮影賞: 新人監督賞・新人男優賞・新人女優賞
韓国映画批評家協会賞: 新人監督賞・音楽賞
ロッテルダム国際映画祭: 最優秀作品賞
バンクーバー国際映画祭: 新人監督部門グランプリ
アジア太平洋映画祭: 新人監督賞
BON

BONの感想・評価

4.0
ホン・サンスの監督処女作で、ソン・ガンホの長編映画出演デビュー作。

タイトルは米国小説家ジョン・チーヴァーの著書のタイトルから付けられたもの。本作で青龍映画賞で最優秀新人監督賞受賞した他、ロッテルダムやバンクーバーでも華々しいデビューと共に受賞をしている。

しがない小説家の男と、2人の愛人、愛人の夫にまつわる孤独と欲望の物語。潔癖症の夫という愛のない家庭から男と不倫を重ねる妻と、男を慕っていても彼からの扱いは性欲の器となる女。

屈折した奇妙な人間関係を自然に、さりげなくそれぞれに紐解き、この生活の中に溶け込むようなリアリティがあった。ボン・ジョヴィの音楽、不穏な音響使いに心をかき乱され、その孤独と悲惨さに重い気持ちになった。濡れ場が多かった。

映像を彩る黄昏時の色味は、何か思い出が掘り起こされるかのようで、自分の休暇の終焉が見えてきたようで、辛くなって咽び泣いてしまった。
nicoden

nicodenの感想・評価

3.9
ホンサンスの映画にソンガンホ出てたのかぁ!
今のホンサンスと違ってエドワードヤンかというくらい不気味で不穏な演出。
この作品があったから、後のよりライトな作風が評価されやすかったのかなと思う。
tristana

tristanaの感想・評価

4.5
てんでバラバラの方向に散らばるストーリー、正体の分からない恐ろしい瞬間がいくつもある。喪中に鍋のフタで受けて食べるラーメンに紅茶ケーキ、モーニングコールと映画館とエロアニメの吹替えのバイトの掛け持ち、『ショーシャンクの空に』のポスター。
ILLCAR

ILLCARの感想・評価

3.5
【BIFF2019】10/8 19:30-21:27
Lotte Cinema Centum City / 上映後GV
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