ファイト・クラブのitohのネタバレレビュー・内容・結末

グロいシーンやショッキングな映画ではないのだが、ある意味有毒の映画だった。

「寝ている間にテロリスト集団のカリスマリーダーに！？」という今で言う"なろう系"みたいな設定、全体の色味や音楽のカッコ良さというアクション映画的わかりやすさに対して、主人公の(厳密にそうではないが彼が主人公と言っても差し支えないだろう)反体制思想が乗ってくる。
劇中で感化されてしまう人たちのように、映画そのものが感化させてくるという面白い体験だった。