このレビューはネタバレを含みます
原作未読、予告の音楽センスの良さ、ジョンウィック1に携わった人が監督をやると聞いて視聴。
・チェーホフの銃を無限にやる作品だなと思った、一つモノが出てくれば3回くらいは劇中に登場する。そしてその感じは僕にとっては心地よかった、人によってはくどすぎるかも。
・くだらない会話(と見せかけて比較的重要な伏線だったり、作品のテーマだったりする)が多用されていたり、ある程度グロかったり、群像劇でかつ時系列を交差させたり、音楽にクールなものが多いところがタランティーノ的だと思ったが、ぼくが見たそれらよりかはカタルシスが少なかったかなとは思う。これは悪役についてあまり語られなかったからと分析しているが、つまりこの作品に足りないのはハンス・ランダなんじゃないかと思う。
・原作では日本人の役を、白人が演じることについて議論が巻き起こったらしいが本当にくだらない。その議論の時間で、いまにも死神かディメンターが出てきそうな状態に描かれてしまった米原に抗議すべきだと思う(皮肉です)
