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悪人のmadaboutのネタバレレビュー・内容・結末

悪人(2010年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます


キャストめちゃ豪華な名作。
すぐれた作品っていうよりかは、
ただ有名な作品っていう意味合いで。

傑作とか、大作、力作、
とかともちょっと違くて、
労作っていうのか、
自分が言える側じゃないけど。

個人的には、
"異作"って言いたいくらい、重い作品。
決して、悪い意味とかではなくて。

それぐらい、歪んでたし、
普通ではないって意味で、"異作"。

田舎暮らしのリアルさあったし、
現在2024年のマッチング普及とか考えると
ちょっとこわいとこあったし。

でも、少し分かる気もするような、
共感とは違う、同情に近いような感じ。

妙なリアルさは、
田舎であのブイブイ言わす車とか。
あとは、赤い色のフリース着てる感じとか。
妙な田舎のリアルさ。

もっと言うと、もはや
キャスティングで希林さんと柄本さんが
いるっていうところで、緊張感が増す凄み。

最終、演者の経験顔で訴えてくる感じが
さすがすぎて、何も言えない。
これ本当に、ぐうの音も出ないってやつ。

ブッキーの不器用すぎる役どころも、
実際たしかにそんな人いるっていう、
田舎あるある。

寡黙っぽいけど、実は違くて、
根が深いやつ。
こわくもあるけど、知ると情が出る感じの。

深津さんの懐は、広い。
広すぎて、こわい、心配、清い。

出会った人が、人殺しだった。
出会った人と、想いが一致した。
逃したくなかった。この人しか居なかった。
その時点で。その場所では。

視野を広げれば、もっと良い人なんて
たくさん居るのに。
どうして近い人を選んじゃうだろう。
その人しかいないと思い込んで。
その思い込みが、罪よな。狂ってる。

今までなかった感情が出て、
"愛"と思い込んで。
それも背負ってくって、とてつもないこと。
"愛ってなんだ。"

その言葉が浮かんでから、
今泉さんの"愛がなんだ"を思い出した。
"愛がなんだ"、"愛ってなんだ"。

"悪人"って、なんだ。
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