安堵霊タラコフスキー

自由の代償の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

自由の代償(1975年製作の映画)
4.8
演技に演出に画面作り、どれを取っても一級品なファスビンダーの才気がこれでもかと煥発した、謂わばファスビンダー版市民ケーンみたいな作品。

同性愛描写の癖がちょっと強いこと以外欠点らしいところが見当たらないレベルの完成度を誇り、映画に対する興味が薄れてしまったときに鑑賞すると映画欲が強まるのを感じるくらい魅力的。