このレビューはネタバレを含みます
なるほど。
このように繋がるんですね。
ノルウェー基地にあった謎が解けた感じがします。
ただ、なんでだろう。クリーチャーの独特な嫌悪的造形や、誰を信じていいか分からなくなる感覚は、今作では感じられなかったんですよね。CG技術を用いて、クリーチャーもガンガン動くインパクトのある映像になっていますし、ストーリーなどにも前作に尊敬が感じられるものでした。しかし、何かが物足りない。
今思えば、前作は技術的な限界もあったのでしょうが、見せる所はみせ、見せない所はみせない、というようにメリハリのある映像だった気がします。(その為、余計に想像が掻き立てられた。)
しかし、最後から前作への導入は素晴らしかったです。ここまでまた、前作を観たくなる気持ちを掻き立てられるとは。感激しました。
ただ、その後の展開を考えるとラーシュが本当に可愛そうです。必死に、逃げていた犬が危険なことを叫んでいましたが…。
前作の前日譚ということで、結末は見えていましたが、その過程を追っていく形のため、どのように収束するのか、わくわくしながら観ていました。
内容は概ね良かったと思います。
ただ、一言だけ。
ブレアモンスターに比べて、博士、なんとかならんかったんか…。