原題 : finding nemo
子供の頃にこの映画を観て、どれだけワクワクしたことか。
ニモ・サイド、マーリン・サイド、どちらの冒険譚もたいへん魅力的。
トラウマにより臆病になってしまう父親の気持ちも、それを鬱陶しく思う子供の気持ちもよく分かる。
マーリンはニモの代わりにドリーと出会い、様々な経験を経て成長する。また、ニモもマーリンとは異なるタイプの父親的存在ギルやその仲間たちと出会い、成長する。
美しい魚の世界が観れるだけでも得した気分になるし、波の揺らめきやクラゲが画面全体に広がる感触、水槽からの脱走劇や下に泳ぐ危機回避などのアイデアに満ちた展開も楽しい。アンコウやちょーだいカモメとのバトルシーンもコミカルでドキドキが止まらない。
そして興奮止まぬ中、静かに閉じるthe endの文字の寂しさよ( ;∀;)
この作品を観ると、まだまだ知らないことだらけのこの世を味わい尽くしてから死にたいと思う。