原題 : la chamber des morts
フランス版『羊たちの沈黙』。
てか『羊たちの沈黙』よりも面白かった。
アート的含みや哲学的な隠喩表現は(わたしが見た限り)あまり感じなかったが、猟奇殺人と金をめぐる殺しが同時進行するためワクワク感は倍増。ストーリー重視の方にはオススメ。
原作はフランク・ティリエ『死者たちの部屋』。
『羊たちのー』の犯人はマザコン野郎だったが、こちらは少女の頃のトラウマが動機。『羊たちのー』よりも分かりやすい形で犯人の深層心理が表現されていたように思う。
過去と現在が綺麗にオーバーラップするシーンや、(『羊たちのー』で犯人バッファロー・ビルが蛾になりきって踊ってたシーンと何処となく似ている)腐乱死体に群がるハエの中で少女がまわり狂うシーンが好き。
アナとエルサのような2人の関係には涙( ;∀;)