小林昭二もピーターも加藤武も大滝秀治も坂口良子も、仁義なき戦いシリーズ方式で毎回違う役で出演してます。これが本当のマルチバース。
金田一耕助、身なりも気を使ってないしお風呂にも入ってないっぽいし、こういうキャラクターが今の時代にも必要だと思う。
依頼者と金田一の関係がドラマと密接にかかわっていた前2作と違い、今作は金田一が単身で獄門島に行くので探偵役以上の印象が薄い。
跡目争いとか遺言とか、またまた家父長制とかイエ制度が原因の殺人。横溝正史の小説ってみんなこんな感じの世界観なのかな……。
価値観がアップデートされた推理劇が見たい。その前に野村芳太郎の『八つ墓村』かな。