1992年 アメリカ 監督クリント・イーストウッド 主演クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン
クリント・イーストウッドを、改めて見直してみたいと思ってBS録画していたものを
観ることにした。
この映画については、もう何も言うことはないだろうけど。
クリント・イーストウッドは映画を知っているし、映画が本当に好きなんだろうと思う。ここを観せれば、観客は喜ぶに違いない「ツボ」をしっかり抑えている。だから、観客はそのツボを抑えられて、もうどうにもたまらなく、心が揺さぶられるのだ。
最後近くのシーン。マニー（クリント・イーストウッド）が，ジーンハックマンの保安官を殺しに酒場に入ってくるシーンは、噴煙の中から現れる「荒野の用心棒」のクリント・イーストウッド彷彿させる。たまらなくかっこいい。ここ、ツボです。やっぱりこのシーンがないと、ただし、歳をとったマニーに似合った形で。
「荒野の用心棒」を現実的にしたら、どうなるんだろうとクリント・イーストウッドは考えたに違いない。そこにこの映画を作るヒントがあったと。現実のヒーローはこうなるだろうと。そこから始めたに違いない。と今回思った。
やっぱり、いい作品です。
