ちよこ

許されざる者のちよこのネタバレレビュー・内容・結末

許されざる者(1992年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッドの作品。
渋くて面白かったけど、西部劇というのを見慣れないので、どう捉えていいかわからない部分もちょっとあった。
許されざる者とは誰だったのかと考えると、子供たち以外全員なんだよなあ。個人的に許されて欲しい登場人物はいるんだけど(娼婦たちとか)、結局人を殺す、(身体と心に関わらず)傷つけるという行為に直接でも間接でも関わってる。だからモヤモヤするんだろうな~この映画。
でも、マッドがデービーボーイ殺すことを躊躇したり、キッドがクイックマイク殺した後にだんだん人殺しの実感が湧いて怖くなってくるところとか、イメージしてた西部劇と違って、人間味というか、リアリティがあって良かったな。

美人で引く手数多のマニーの奥さんがなんでマニーと結婚したか?っていう語り。マニーは女子供も殺す極悪人だけど、娼婦を人として対等に扱ったり、相棒だったマッドのために怒ったりする心を持ってる…ってことなんだろうけど(デライラも誠実な人はなかなかいない的なことを言ってたし)。価値観違いすぎてさすがに理解出来ないwいいとこある人でも、女子供も殺す人間はそれだけでマイナス100万点って感じ…結婚は無理…w 結婚するまでに色々物語があったんだろう。

色々疑問点があったので批評を読んでしまった。ここまで考えられない!すげーってなったのでまた読むためにURLメモ。
http://k-onodera.net/?p=1230
小野寺系さんという評論家の方。
わかりやすくてありがたい。
ちよこ

ちよこ