サムライミ版もMCU版も、“偶然”クモに噛まれちゃってからスタートな気がするけど、本作は実親回想から入るからピーターがスパイダーマンになるべくしてなった感があるなぁ。だからなのか分かんないけど、周りの人へ正体が明かされる（というかバレる？）のも早くてちょっと拍子抜けした。ピーターが「自分はスパイダーマンである」ということを言いたくても言えなかったサムライミ版の葛藤がほぼなかった。あとNY市民との関わり方とか恋人グウェンとのシーンとか、“ピーター”で居るときのネアカ感が出ててちょっとアレだった。哀しみのヒーローなはずなのに、チャラすぎるんだな、、、
ヴィランが人体実験の失敗作が敵役になっていくフォーマット、スパイダーマンは人体実験の成功作とみたときに戦う前から成功者と非成功者の対比ぽくてつらい。
他にもスパイダーマンの存在によって利を得る人からの賛と損を被る人からの非難がものすごく明確で、民衆がスパイダーマンというものを作り上げているなぁと思う。（まぁでもそれは全アベンジャーズと変わらないかしら。）
