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ハイテンションのxavierのレビュー・感想・評価

ハイテンション(2003年製作の映画)
3.5
その叫び声が素晴らしい、その鮮血が美しい…
マリーは試験勉強のため、親友のアレックスと一緒に彼女の実家を訪れた。
その晩、突然玄関のベルが鳴り、マリーはアレックスの父親が、いきなり男に刃物で切りつけられるのを目撃、彼女は慌てて自分の痕跡を消し、ベッドの下に隠れるが…
ストーリーはこんな感じ。
4大フレンチホラーのうちの一つを再鑑賞。
日本のホラー映画が精神的に怖さを感じるのとは違い、フレンチホラーは、かなり視覚的!
大量の血しぶきが飛び、鋭利な刃物で肉体をえぐる…それがフレンチホラー
アメリカのスプラッター映画と似てるようだが全く違うんだよね。
アメリカで久々スプラッター映画として"テリファー"が大ヒットした。
これも大量の血しぶきが舞う作品だったけど、なんか作り物感が強いんだよね。如何にも作った肉体を切り刻んだり、叩き潰したりしてるとしか見えないもんね。これじゃ怖さも半減。
一方、フレンチホラーは刃物で切られた体の傷がリアル…っていうかリアルすぎる。実際、切られて血がドクドク溢れてくる感じ。イタリアのホラー映画に影響を受けてるみたいだけど、それよりもはるかにえげつないもんね。

ストーリーの方も、親友を連れ去った殺人鬼VS親友の女性という図式で話は進んでいくんだけど…
ラスト近くの展開は衝撃的だろうね
でも、作品の冒頭ぐらいにもそう思わせる伏線が張られてたしね。
そういうところを考えると、よく出来た作品じゃないかな…
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