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ドッペルゲンガーのぉゅのレビュー・感想・評価

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)
3.7
2024年 鑑賞 24-33-8 [3-2]
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
「降霊 KOUREI」「スパイの妻」等の黒沢清監督・脚本による、ドイツ神話などに根拠を持つ「ドッペルゲンガー」に関する物語。医療機器メイカーの技師早崎道夫(役所広司さん)が自分の分身 = ドッペルゲンガーを見たことから始まるサスペンス作品。

ー 黒沢清監督のサイコホラー作品映画祭り 自分の分身編 ー
由佳(永作博美さん)とホームセンターの駐車場と弟の隆志(鈴木英介さん)?、うちでニュースを見ていた隆志と「どうやって帰ってきた?」、警察からの電話と人違い?と嫌な音、隆志の不在と由佳は... 、高圧的な道夫と道夫をなだめる村上(柄本明さん)、アマリリスと洋食屋であることが気になる?道夫の行動、怪奇現象と知り合いの話と由佳はドッペルゲンガーを見た?、部屋のカットが不穏と道夫のドッペルゲンガーが... 、部屋の影の部分と明かりが指してる部分がどことなく気持ち悪い... やっぱり... とキーボードを打つ音(由佳もアレを公認してるのか?)、アマリリスとドッペルゲンガーが道夫と同じものを、ドッペルゲンガーは自分と同じ?と幻聴?「お前は本当に人間が小さいなぁ... 」、口笛と「出て行け」、みんなの期待とどいつもこいつも勝手だと思う気持ちと道夫にとって期待は重荷、口笛と道夫の会社で暴れまくる道夫のドッペルゲンガー、道夫&由佳の対面と由佳曰く弟はあんなんじゃなかったとそのうちドッペルゲンガーに慣れる?、元部下の高野(佐藤仁美さん)に手伝ってもらって窃盗をと高野に道夫のドッペルゲンガーは道夫がしたかったであろうことをする、隆志のドッペルゲンガーが家を出たと道夫のドッペルゲンガーが由佳に接近し... 、口笛と隆志のドッペルゲンガーを道夫のドッペルゲンガーが撲殺し... 更に... 、弁当のシーンがハラハラ、君島(ユースケ・サンタマリアさん)登場と「ダッセェ!」、アマリリスと自身のドッペルゲンガーに会う道夫と自身のドッペルゲンガーにドヤされる道夫と新潟のメディコム産業の内情を調べてくれと依頼、あの工場の雰囲気 いいよね!と君島も?、由佳も参加?と「俺も君なしではいられない」と道夫の行動と実はドッペルゲンガー... 、村上と再会と彼も会社をクビにとあれはどっちの道夫?、マジで観れば観るほどどちらかどっちか分からんが、タバコを吸ってたのはドッペルゲンガー?、自身のドッペルゲンガーとの会話のシーン 好きだー!とこの人工人体の椅子を作ったのはどんな理由で作った?「だから... 金と名誉と権力と女」「愚かな奴だ そんなことしか頭にないのか?」、恐怖の登場と君島&由佳の助けと最後は道夫が... 、人工人体を新潟へと乾杯と村上が... 「その機械2000万で買った!」、今度は車から煙が... と道夫&君島で水を汲みに行くことに、君島のある発言とすっと出てきた道夫に恐怖に感じた、君島不在の2人旅と口笛... やっぱりあそこで... 、窃盗とあの人の執拗さと代わる代わるの展開 特にトラックのシーンが... 心入れ替えたのにね... 、なんでアイツ銃を?と「結局俺は一人で全部手に入れたぞ!」と「インディジョーンズ」?、出来心と道夫の復讐を止める由佳、新潟に着いた道夫たちと道夫の行動と二人の笑い声、最後はまさかの行動に...

やっぱり黒沢監督らしカットだったし、独特のじわぁーっと来る恐怖や気持ち悪さがあった。あと、ドッペルゲンガーとは何か?自分の分身?内なる自分?会ったら死ぬのか?を模索する的な作品だと思ったが、大金や名誉や地位や権力や承認欲求や女性への欲望が強くなればもうドッペルゲンガーになるだなぁって感じた!後半の道夫はドッペルゲンガーと入れ替わっている?なんて思ったけど、ドッペルゲンガー = 強欲なんじゃないかって感じた時に考え方が変わった!やっぱり由佳は道夫にとっての女神なんだと、人工人体の機械こそがドッペルゲンガーを生む機械だと思った終わりだった!

余談:エンディングの音楽がPE’Zさんで上がった!黒沢監督の精神はサムライなんだな!

「お前は本当に人間が小さいなぁ... お前が一人でやれないことを 俺が協力して一緒にやってやろうってんだよどう考えてもこんあいいパートナー他にいないだろう」

「お前 元々はこの世に存在してなかったよなぁ?」「そうだ」「俺がいなくなると強く心に念じたらお前いなくなる そうだろ? 試してみるか? いなくなれ... 」「そりゃ無理だよ」

「結局俺は一人で全部手に入れたぞ!」

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