やや

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーのややのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「忘らいでか!」←こういう言い回しが懐かしくてテンション上がってしまった。

序盤の文化祭の準備シーンが楽しくて好き。
しのぶを車で送って行く際の袋小路の描写も面白いなぁと思う。
400年後の舞台がセットで、ドアを蹴破ったら小屋の外でハンマーで夢を作ろうとしてる無邪鬼が「まだできてない」って言うのかわいかったし、その辺のドタバタ感は割と好き。

ただ、そういう、所々でアニメーション力の高さが伺えるのだけど、そのシーン1つ1つが長めで、キャラの反応とは別に描かれるから若干冗長に感じてしまったというか、ストーリー上どうしても必要だったから入れたというよりも監督が「これを描きたいんだ」という気持ちを前面に出しすぎているという印象だった。

同じ理由で、この作品はうる星やつらのキャラである必要はあったかな…?とも感じた。
喋るたびに「ラムちゃんかわいい!」と喜んでいたら出番がほとんどなくてすごく残念。
ループものの始祖であるとか、設定や映像としての巧さは評価できるのだけど、私はもっとあたるとラムのドタバタラブコメが観たかったな。
やや

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