リリー

ローズマリーの赤ちゃんのリリーのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.0
この名作をやっと観られて感無量です。
グロテスクな描写は全くなく、ローズマリーとガイ夫妻を含む、全ての登場人物が明るく饒舌で快活で、映像は一部を除いて一貫してカラフルで明るいため、それが、見終わった後のゾーッとする感覚と対照的でした。忘れられないのは、最後のシーンの、ローズマリーの母性あふれる笑顔です。
若い頃のミア•ファローはこんなにも可愛くてチャーミングだったのだと感銘を受け、彼女のファッションとインテリアのセンスに目が釘付けになる一方で、他人はもちろん、一番身近な人さえも信頼できなくなっていく彼女の状況に恐怖を感じていきます。
普通の人々の中に「それ」は紛れているかもしれないと思わせます。
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