Rosso

ローズマリーの赤ちゃんのRossoのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.3
あかん...110デシベルで「気持ち悪い!」と叫びたいが声すら出ないこの感覚...

初めから色々怪しすぎるんだわ、絶対おかしいと早々に思いながら視聴進むわけだが、この世にはマタニティブルーとかいう常識もありますからね、んん?まさか?と別路線も疑いつつ視聴を継続した後のエンドよ...

血みどろびっくりスプラッターホラーなんかより本質的に何億倍も怖い。怖い怖い。
やはり同調意識ガチガチのカルト集団より強いものはこの世に存在しないわ。

そんでもってここでも世の真理である「純粋と無知は罪」をひしひしと感じますよ。
自分況してや身篭った子を守るためには純粋にして無知では絶対いけないんや。本当に悲しいなあ。
ラストのあの母性滲み出るあの表情が余計に悲しい。

この映画観てしまった今、もし万が一自分が家庭を築くなんていうifルート発生しても、絶対隣人と仲良くなんて出来ねえよな。
ヨルゴス・ランティモスさんの狂画・“籠の中の乙女”みたいに僕が牛耳る世界下で僕だけの娘を育てちゃいそうだよこんなん。
(それはそれでバッドエンド不可避)
Rosso

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