このレビューはネタバレを含みます
ロシア内戦を初めて学んだ映画でした
2本の映画に分けても良いのでは?と思うくらいに壮大で重厚
アラビアのロレンスでも印象深かったオマー・シャリフ
この世代の皆が憧れたであろうジュリー・クリスティ
オビワンのイメージが強いアレック・ギネス
ストレルニコフのハマり具合が素晴らしいなと思ったトム・コートネイ
愛と哀しみのボレロで恋をしたジェラルディン・チャップリン
俳優陣のレベルの高さに感嘆しますね
この映画を観ていて考えていたのは
”愛人と妻子をどちらも愛すことは傲慢なのか本能なのか”
ということ
愛されたい人がいたはずなのに自立するしかなかったラーラ
辛い時愛した人が隣にいなかったから強くなるしかなかった不憫なトーニャ
愛されることに一種の恐怖があるラーラも可哀想には思いますが
幸せそうに笑うトーニャを見るとどうしても不憫でならない
しまいには互いに素敵な人だと言い合っている
そんな関係ってあるのでしょうか
原作者か誰かの理想なのでしょうか