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ロスト・ハイウェイのXXXXXのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・リンチの芸術性が爆発した作品!I'm Derangedが流れる オープニングの高速道路の疾走から、もうビンビンにキますね。

フレッドの玄関に謎の男が現れる。「ディック・ロラントは死んだ」という謎のメッセージを残す。フレッドは目眩く闇の世界へと誘われる...。

ヤバい!一言で言ってヤバい。見るたびに新しい発見がある。リンチがO・J・シンプソンの事件から着想を得た作品なんだけど、ビル・プルマンが途中で、ピートと言う青年に変わります。人格が分裂したと言うのか、それともパラレルワールドに紛れ込んだのか...?

バイオレンスとSEXの応酬なのはいつも通りとして、パトリシア・アークエットの脱ぎっぷりは見事!『インデペンデンスデイ』のイメージが強い、ビル・プルマンだけど今作はマジでイカれてる。
怪しいポルノ映画上映会や、テーブルに頭刺さってるおじさんとか、ビジュアル的にもゾクゾクするシーンてんこ盛りで、「美しい猟奇」と言うのか、画面から伝わる油みたいなヌルヌル感がたまらない!(意味不明
マリリン・マンソンの特殊な形でのゲスト出演や、とにかくゾクゾクするサントラなど、正に映画は総合芸術なんだと実感させてくれる。

白塗りのミステリーマン演じるロバート・ブレイクは、その後実際に妻殺しの疑惑をかけられてしまい、映画が現実化してしまったそうです。(wikiより

個人的には『マルホランド・ドライブ』の方が好きだけど、リンチのキ印っぷりは今作の方が凌駕してますね。リンチ映画はもはや誰にも真似出来ないし、同じような作品を作ったとしても、微妙な仕上がりにしかならないと思う。だからこそ!元気な内にリンチの劇場用の新作を心から期待したいッッ!!
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