サックス奏者フレッドが、妙に色っぽい奥さんレネエと暮らす家。ある日何者かに「ディック•ロランドは死んだ」とインターホンに告げられ、家が映っているビデオが届くようになる。そして妻を殺してバラバラにした自分が映っているビデオが‥。
フレッドは死刑宣告を受け独房に入れられるが、なんとそこで自動車修理工の若いピートと入れ替わってしまう。
久しぶりの鑑賞で細かいとこは忘れていたが、もうリンチ大先生の作品は、何が起きても驚かないし、腹もたたない。
2人が暮らす家は監督の実際のご自宅。ワクワクするねぇ。
妻殺しを完全否定、警察とのカーチェイスなど1994年のO•J•シンプソン事件に着想を得ているというのは有名な話。
フレッドは心因性記憶喪失、解離性障害により別人格を生み出したのか?
それとも別の時代、別の場所で、魔性の美女を愛してしまったフレッドとピートが、ハイウェイを走っているうちに時空の歪みに紛れ込んでしまったのか?
フレッドは自分の家をピンポンして「ディック•ロランドは死んだ」と自分に告げる。
あぁこれは未来から自分自身への警告で、だから嫉妬にかられて妻を殺すなというアドバイスだったのか?
でもそれを理解できないフレッドは、また妻殺しを繰り返し、負のループに陥ってしまうのか?
あぁ分からん。でもあれこれ考えても分からんというのが、リンチ大先生の醍醐味ですからね〜。
パトリシア•アークエットは大胆ヌードを披露し、めちゃくちゃ色っぽかった。
いつも思うのだが、お姉ちゃんのロザンナ•アークエットとは、顔も体型もあんま似てないよね〜。
どっちも綺麗だけど。