ゴン吉

沈黙の激突のゴン吉のレビュー・感想・評価

沈黙の激突(2006年製作の映画)
3.8
スティーブン・セガール主演のバイオテロとアメリカ軍の恐怖を描いたSFアクション映画。
リサ・ラヴブランドがヒロインを演じる。

アメリカ軍はマジェスティック研究所で密かに兵士強化薬であるCTXを開発する。
米軍のマーシャル・ローソン司令官(スティーブン・セガール)は、フランスのパリでこのCTXにより超人化した女性に三人の部下を殺され、その復讐のため、CTXを開発した女性研究者(リサ・ラヴブランド)とともに、CTX中毒となった人々を目の敵にして次々と虐殺していく。
また情報漏洩を防ぐために派遣された友軍の米軍兵をも殺戮する。
さらにフランス・ボルドー郊外の村バスティアの水道水にCTXを混入されて半径160㎞の多くの市民がCTXの中毒となると、罪なき一般人をも皆殺しにしていく..... 

一般市民が犠牲になるバイオテロの恐怖。
しかしそれよりも恐ろしいのがアメリカの陰謀と傲慢。
兵士を人体実験に使ったうえ、自国でないことをいいことに、私恨と情報漏洩防止のため、他国の一般市民を次々と皆殺しにしていく。
米軍のマーシャル司令官は部下からも揶揄されるように、まさに「最低のクソ野郎」です。
アメリカの横暴が感じられる作品でした。
「復讐は復讐を呼ぶ!」


2022.11 地上波テレ東で鑑賞(サタシネ・吹替:松崎広幸 訳)
2021.3 TVで鑑賞 
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