こぅ

白い足のこぅのレビュー・感想・評価

白い足(1949年製作の映画)
4.2
ジャン・グレミヨン監督によるサスペンスフルな
【愛憎劇】。

ブルターニュの小さな港町。酒場の主人ジョック(シュジー・ドレール)と、その愛人オデット(フェルナン・ルドー)。ジョックは、オデットに何でも買い与え、彼女もワガママ放題暮らしていた。酒場にはミミというウエイトレスがいた。彼女は、村の変わり者 白い足(白いゲートルを履いているあだ名) 、ケリアデック伯爵(ポール・ベルナール)を慕っている唯一の人間だ。オデットは、貴族への憧れと嫉妬から店に来る伯爵を誘惑し…。

愛憎、軽い気持ちで相手を誘惑、本気にさせると、
痛い目にあうのはリアリティのある話。

オデットって女は、一体何を考えているんだ⁈と
思いながら面白い愛憎展開から目が離せない。

異母弟の【復讐】執念も凄いな。

終盤の兄ケリアデックから異母弟モリス(ミシェル
・ブーケ)への往復◯◯タは、笑っちゃうくらい
超強烈で、永い映画史上ベスト3には、間違いなく
入るであろう。

後半からは、これは【修羅場】だろうと観入った。
それが、頂点に達する最悪クライマックスは、
凄かった、、そして、◯殺シークエンスの美しさ。

多くの海辺でのショットや、
ミミの伯爵との【夢想◯◯ス】シークエンスも
美しい。


ラストは、スッキリ理に適った(お行儀良い)
締めだった。


人を許せる人間にならないと、、結局、憎しみ
からは 何も 生まれない。
こぅ

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