氷雨水葵

エターナル 奇蹟の出会いの氷雨水葵のネタバレレビュー・内容・結末

エターナル 奇蹟の出会い(2011年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

2021年19本目。

◆あらすじ
教師のスラヴァ(コンスタンチン・ハベンスキー)はある日、ナージャ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が乗る車に轢かれて運命的な出会いをする。お互いに意気投合し結婚する日取りまで決めていた。スラヴァは挙式をするためにナージャが待つモスクワに向かう列車に乗るはずだったが、スラヴァが通う学校の校長のせいでサッカー部の監督と勘違いされてしまう。翌日から開催されるサッカー大会のために12歳のメンバーをかき集めることに。

スラヴァは駅で自分の携帯をすった少年カールが12歳だと知り、さらにカールに孤児の友達に声をかけてもらいなんとか12人集めた。初戦で負ければ結婚式に行くことができると思っていたがスラヴァの意に反してチームは順調に勝ち進んでいく。

スラヴァは「問題が起きた」とナージャに嘘をつき予定の結婚式には出席できず、本当のことを知らないナージャは新郎不在の中、披露宴をなんとかやり過ごそうと奮闘するがそこに元カレが現れてしまう。

サッカーのルールすら知らないカールたちは持ち前の運動神経を駆使しアクロバティックにゴールを量産していく。はじめこそスラヴァは結婚式に行くために「負けてほしい」と思っていたが、カールたちが「自分たちが活躍することで親が見てくれるかもしれない」その思いを胸に必死に戦っていることを知る。そしてスラヴァやカールたちの采配によって、様々なトラブルに巻き込まれながらもチームは優勝を果たす。そしてその試合会場にはナージャの姿があったのだ。事情を説明し二人は無事に結婚をすることができたのだった。

◆感想
ベタベタラブロマンスかと思いきや、少林サッカー並みのアクロバティックサッカー映画でした。涙を流すようなシーンはないものの「そんなプレイあり!?」と思わせるような演出も多々。ミラ・ジョヴォヴィッチがキャスティングされているものの試合の合間のちょっとしたカットインがあるぐらいでメインとはいいがたい。ただ銃を持ったミラとは違う、ウェディングドレスを着る美しい姿が見られるのと、バリバリロシア語が聞けるのである意味貴重な作品ですね。
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