ルッキオ

モンキーボーンのルッキオのレビュー・感想・評価

モンキーボーン(2001年製作の映画)
4.2
当時、DVDで観たっきり。後半の体操選手の記憶が脳裏に焼き付いていて、いつか観直したいと思っていた作品。
今観ても、あの動きとブラックジョークはやっぱり可笑しい。記憶に残るわけだ。

ストップモーションアニメの巨匠が実物大(実写)でアニメ表現をしてみせた野心作。ミニチュアだった創造物も全て実物大に。
当たるかどうか分からない作品にお金と時間をかけて世界観を作りこんでいて、改めて驚いた。

そしてなぜこの作品が隠れた名作になってしまったのかはYouTubeの町山さんの解説をご覧下さい。

当時の20世紀FOXはマーチャンダイジングよりも作家性を重視にしていた時期。99年「ファイト・クラブ」の影響大という町山さんの解説を聴いて「なるほど〜」と膝を打つ。
後年「インサイドヘッド」への影響は見直さなければ気づかなかったろうな。

商業主義を嫌うあまり次回作以降作品を作れなくなってしまったことを知って、とても残念に思う。
「コララインとボタンの魔女」好きな作品なんですよね。
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