原爆症入院治療費は有償高額だったのか?
映画的には当時のテレビドラマのような素朴な雰囲気。
しかし、テーマが日本国民にとって余りにも重すぎる「原爆による重篤な後遺症」ということで、素朴な演出でも(だからこそ?)じわじわ逃れようのない哀しみが募ってくる。
それにしても驚いたのが日赤病院に原爆症として入院したにもかかわらず、薬代などかなり高額の負担を患者側が強いられていた事。
現代的感覚では信じ難く、なぜ無償じゃないのか?とやり場のない憤りが生じてくる。
いまだに原爆症認定関連のニュースが流されているなど現在進行中の長い長い問題だが、直接間接の被害者全員の国家的救済をただただ願う。
002109