鍋山和弥

X-MEN:ファースト・ジェネレーションの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

普通の人間と、違う特殊能力を、持つように、進化した人間、『ミュータント』。彼らへの、差別、偏見が、描かれ、普通でありたいと願う、ミュータントの様子などから、やはり、個性を、もっと、認めるべきだとか。差別、迫害、偏見を、無くすべきだとか、感じるし、人間の、自分勝手さも、感じる。また、やはり、戦争は、悲しみしか、生まないから、戦争など、愚かだと、感じるし、未知の脅威と、呼ばれる物に対して、どんな物か、知りもせず、刃を、向けるのも、良くない傾向だと思う。個性のある者同士が、傷つけ合うことなく、分かり合えれば、どんなにいいか、・・・・。そう考えずには、いられない。この作品内において、『プロフェッサーX』は、必死に、守った人間達から、砲台を、向けられても、兵士に、罪はないと、ミュータント達に、説いた。でも、僕に、同じことが、できる自信があるか?と問われると、正直、自信が無い。僕だったら、『マグニートー』と、同じ選択を、してしまいそうだ。差別に、苦しんだ、ミュータント達を、集め、革命をと、動きそうだ。でも、『マグニートー』に、そうさせたのは、戦争だし、人間だ。僕は、『プロフェッサーX』の、『兵士に、罪はない』の、論理も、分かるし、『マグニートー』の、人類に、復讐したい気持ちも、分かる。このような悲劇を、起こさないようにするためにも、『マグニートー』のような、犠牲者を、出さないためにも、『X-MEN』が、隠れて、学ばないようにするためにも、人類は、ミュータントを、受け入れ、迫害や差別を、無くすべきだ。迫害や差別こそ、憎むべき、恥ずべき行為だ。互いの違いを、分かち合い、認め合えれば、争い事も、傷つけ合う事もなく、悲劇を生まない、平和な世を、築けるはずだ。この作品では、ミュータントだったが、人類だって、差別、迫害の歴史はあった。アメリカの、黒人差別もそう。日本の、外人差別もそう。障害者への、差別もそうだし、特殊な趣味の者への、差別だってそうだ。また、LGBTの差別も、見逃せない。差別は、個性を殺すし、人間性の否定だ。個性ある人間の人権を、守るためには、違いを、分かち合い、差別を、無くす必要がある。この作品内の、ミュータント達への、扱いは、差別である。差別を無くせば、人間とミュータントは、違いを、分かち合える。
鍋山和弥

鍋山和弥