昭和の特撮テレビ番組『電人ザボーガー』のリブート映画。
主人公・大門豊とザボーガー、それと敵対し地球征服を目論む悪の組織・Σ(シグマ)との25年にも及ぶ戦いを「1部・青年期の章」と「2部・熟年期の章」に分けて描いてます。
オリジナルを真面目になりきりコント化した遊び心満載の特撮コメディーで、監督はじめ制作スタッフのザボーガー愛を感じました。ベテラン俳優の柄本明、竹中直人、渡辺裕之さんたちは楽しかったのかなぁ。
エンドロールでオリジナル番組の映像が流れるので登場人物やメカを見比べてみるのも面白いです。挿入歌として流れた子門真人のオリジナル主題歌やオリジナルスコアのBGMにニヤリでした。
と、ここまで好印象を書いたけど、オリジナルを知らない人にはなりきりもなにも普通の特撮コント映画でしょうね。エキセントリック少年ボウイです(笑)
他の映画サイトのレビューでは主人公の熟年期の板尾さんの話題が多く、青年期の古原靖久は無名の俳優さんみたいに書かれてますけど、特撮好きなオレとしては古原靖久=走輔=ゴーオンレッドの昭和風熱血演技の方が印象的でした。