ユタ

犬鳴村のユタのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

実話怪談で有名な心霊スポット、犬鳴トンネルから着想を得たJホラー映画。

Jホラーテンプレでもあるのかと思うほどに、なぜにJホラーって同じような物しか作れないのかな?ホラーマニアとしては実に切ない。

背後に何かを感じたら溜めずにサッと見ろよ。幽霊がゾンビみたいに歩いて向かってくるなよ。
とにかく突っ込みどころ満載で、一昔前から演出がまるで進化してない。

犬鳴って名前から犬を絡めてる話なんだけど、霊がなんと狼人間ならぬ犬人間に変身!マジか!?そっちいくっ!?
その変身シーンを立ち止まって長々と見てる主人公たち!逃げろよ!さっさと逃げろよ!イラつくっ!全員の名乗りを黙って見てるスーパー戦隊の敵かっ!?

そして出ました!Jホラーお得意の自己犠牲の美学。なんでみんなで助かろうと努力しない?
今回は自己犠牲の切迫した状況で急に冷静になって「あなたと出会えて良かった」はなかったので、そこは救いでした。

ほいで、終わり辺りでとうとう稲川怪談を合体させちまった・・・(笑)

ダメ出ししてばっかりだな。良いところも挙げましょう!

電話ボックスに群がる霊が立ち去る動きはリアルでした。昭和の頃に映像で見た事があります。パソコンも普及してない時代に動画や画像編集は一般家庭では出来ませんでしたから、あの頃見た映像は高確率で本物でしょう。
あと、犬人間に変身のシーンで犬顔の完全態になりきる前の形態と動きは好み。動きは貞子や伽椰子に似てるけどちょっとだけオリジナル。
そして、若手の演者さんもいますが出演者の演技は安心して観られました。観てられないヤバい映画もあるからホッとした☆

結論、心霊スポットに行ってはいけません!という事でっ!!

英題は『Howling Village』 カッコええ・・・
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