くぅー

BOY Aのくぅーのレビュー・感想・評価

BOY A(2007年製作の映画)
3.8
ケン・ローチ風でもあり、ガス・ヴァン・サント風でもあり、実に緻密に練られたインディーズ作品かと・・・様々なエピソードの中で垣間見せる過去のフラッシュバックもいかにも感がなく、実に穏やかな緊張感が終盤まで続く。
そして、あのクライマックスからラストへの流れ・・・想定内の展開ながらも、更に生きる事への問い掛けが深く切れ込んで来る。
意外な形で現れるもう一人のBOY A、ESCAPEという靴、少女からの手紙、桟橋で出会った少女等、断片が突き刺さって来る様な痛い余韻。
注目の若手アンドリュー・ガーフィールド・・・真価を発揮してます。
くぅー

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