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ステッペンウルフ/荒野の狼の作品紹介

ステッペンウルフ/荒野の狼のあらすじ

20世紀初めのドイツのある都市で世間と交わらずに厭世的な孤独な生活を送る中年男のハリー・ハラー。ある夜、レストランでヘルミーネという謎めいた女性と出会い、やがて彼女の友人のパブロやマリアと親しくなり、享楽の世界に触れていく。そしてカーニバルの夜、「狂人のみ入場可」の魔術劇場に誘われ、幻想的な迷宮の世界に入り込む。

ステッペンウルフ/荒野の狼の監督

フレッド・ヘインズ

原題
STEPPENWOLF
製作年
1974年
製作国・地域
アメリカ、スイス
上映時間
106分
ジャンル
ドラマ
配給会社
アダンソニア

『ステッペンウルフ/荒野の狼』に投稿された感想・評価

菩薩
3.4
限界中年発狂孤独死予備軍おじさんのマックス・フォンが再起動する為に導かれる様に自らの精神世界に没入していく様な映画なのだが、主人公の境遇がまさに「俺か…?」でしか無い上にもう2度と手に入らない若さと可能性と言う現実を否応なく突きつけられるがまま統合失調の世界に迷入していく展開が本当に恐怖でしかなく、後半は視覚効果の映画として非常に面白いのだがただただやがてこうなる自分と言うものを見せつけられている様でちょっと気が滅入った。狂人のみお入りくださいの看板があったら確かに入ってしまうかもしれない、狂うのよおっさんは、狂わざるを得ないのよ。
reb
3.1
「奇想天外映画祭2026」ケイズシネマで鑑賞。
20世紀初めのドイツ。世間と交わらずに厭世的で孤独な生活を送る中年男のハリー•ハラー。ある夜、場末の料理屋でヘルミーネという謎めいた美女と出会い、享楽の世界に触れていく。そして仮装舞踏会の夜「狂人のみ入場可」の魔術劇場へと‥。

原作は、第一次世界大戦後に精神的な危機にあったヘルマン•ヘッセが、自らの精神世界を考察したとされる1927年の小説「荒野のおおかみ」である。

本作を観てあまりの難解さに、原作を読んでみたのだが、これがまた難しい。

まぁあらすじを下世話に言っちゃうと、死に取り憑かれた偏屈オヤジが美女と出会ってメロメロになり、美味しいもん食べたりダンスを教わったり可愛い子を当てがってもらったりしてルンルンし、迷宮の世界に紛れ込むっていうお話なんだけど、とにかく登場人物が皆一筋縄ではいかない。

孤独を愛し“荒野のおおかみ“を自分の中に共存させ、自殺を考えることで生きているようなめんどくさいオヤジを、マックス•フォン•シドーが実に上品に優雅に演じている。

小説では“きれいなあお白い少女“と書かれているヘルミーネを、23歳のドミニク•サンダが謎に満ちた美しさで好演。
彼女はハリーを叱り嘲り小馬鹿にする。
時には優しい母親のようでもあり、狡猾なやり手婆のようでもある。
これはその辺の小娘では演じられない。さすがドミニク•サンダ。

ヘルミーネと親しそうなバンドのサックス奏者パブロは“スペインか南米系の髪の黒いきれいな青年“で、演じるのはどこかナイフの狂気を感じさせるピエール•クレマンティ。
彼は、ハリーにとって嫉妬の対象でありながらも惹かれていく、様々な誘惑へと誘ってくれる師でもある。
彼が提案する誘惑は“奇想天外の遊戯“と小説では記されていて、はぁ今回の企画に本作がラインナップされたのも納得。

ボロボロの精神状態だったヘッセの心情を投影したハリーはあまりにも複雑。
ヘルミーネもパブロもハリーの分身のようにも思えてくるが‥。
2.8
リンチは影響受けてないらしいですが、作風が似てる気がします。70年代にこの作風は感服します。でも難解過ぎてハマりませんでした。

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