荒野の狼

ステッペンウルフ/荒野の狼の荒野の狼のレビュー・感想・評価

5.0
ノーベル賞作家ヘルマン・ヘッセの荒野の狼の映画化です。107分と短時間ですが、実写の映像にアニメなどを途中に織り込んで原作のポイントはおさえてあります。小説が好きになられた方は、映画は、小説のいい復習になって満足されると思います(小説ほどの深みはありませんが)。
ヒロインのヘルミーネ役のドミニク・サンダが知的で美しく、特に後半の男装姿は息を呑む美しさです。ドミニク・サンダのファンには必見の一本です。主役のマックス・フォン・シドーも好演していますが、中年男性の設定のはずですが、老年に近い印象を受けます。
内容は残酷シーンも性的描写も穏当ですが、カルラ・ロマネッリとサンダのヌードシーンがありますので、視聴は中学生からということが適当と思われます。
荒野の狼

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