このレビューはネタバレを含みます
冒頭からベートーヴェンにはじまり、最後まで音楽が静かに駆り立てる
不気味さ
それぞれが日常を過ごす中で何が起こるかわからないしんどさ
どこまで事実に基づいてるのかわからんけども
(学校に限らずだけれども)学校でも常になんらかのパワー、抑圧があってその抑圧はどこかにバネがあって均衡を保っていて、その負荷が大きくなりすぎたときバネが何らかのかたちで作用して均衡が崩れる
そのときたいていは悲劇的な事象が起こるわけだけれども、この作品では多くの人が亡くなるかたちになってしまった
この映画でとくに印象的だったのは青春期の抑圧
被抑圧者が非常に逃避しづらい環境
長回しが多いのが印象的で、廊下で撮影するシーンの切り貼りが特に印象的
カメラの位置は意図的に斜め横に近づけてる(?)