鍋山和弥

バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『世界の平和を、決めてるのは、一部の大人達』。その通りだと思います。先進国の、一部の権力者達が、平和とは、どういう物か、決めている。子供への、教育方針も、含めて、・・・・。実際、先進国の、一部の政治家達に、子供の現状や、気持ちの、何が分かるのだろう?貧しい国の、食うにも困った、子供達や、先進国の、勉強ばかりの、子供達の気持ちなど、分からないのではないか?子供の頃は、元気いっぱい、遊びたいし、いつまでも、大人になりたくない。学生時代の中で、一番自由な時期は、義務教育のみなら、幼稚園や、保育園の頃だし、大学まで、行ったなら、大学時代のはず。僕は、未だに、ろくに働いてないが、一番、自由に感じたのは、大学時代の、サークル生活だ。要するに、成人になっても、大人になりたくないのだ。僕は、子供の頃は、大人になったら、もっと、違うのだろうと、漠然と思っていた。しかし、こうして、大人になってみると、案外、子供の頃と変わらない。やはり、しっかり者で、ありたくないし、好きなことして、遊んでたい。こうして、大人になってみると、しっかり者の大人は、『しっかり者』という、病気ではないかとさえ思う。人間、しっかり者でいることは、大人になっても、大変なのだ。今、こうしてみると、日本は、今、病気だ。子供にすら、『しっかり者』という物を、押し付ける。この映画は、テロリストとなった子供達が、大人に、宣戦布告するのだが、この作品を、当時、見た時、僕は、意味が、分からなかった。でも、今、見ると、こうして、大人に、宣戦布告したい子供達が、どれ程いることか、・・・・。この作品の意味が、今になって、やっと分かった気がする。不良も、オタクも、スポーツマンも、ギャルも、手を組んで、大人に宣戦布告したら良いなあとか、思ったりする。・・・・無理だけど・・・・。しっかり者の大人達から、『しっかり者』という病気を取ると、結局、子供のままな気がする。そんなことまで含めて、子供達を、苦しめてるのは、『しっかり者』という病気だ。結局、大人大人、言っても、本質は、子供だ。
鍋山和弥

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